憧れのシルク
シルクの歴史は5・6千年前の中国からと言われています。
ご存知のように蛾の幼虫の蚕(カイコ)の繭から作った繊維です。
その繭を熱湯または弱アルカリ液で処理し、糸を引き出し、
その何本かをより合わせて1本の糸にしたものが「生糸」と呼びます。
生糸にできない繭を使用して綿状にしたものを真綿と呼びます。
綿製品だと勘違いされがちですがシルクの一種です。
シルクに似た素材では
レーヨン・キュプラ・アセテート・ポリノジック・プロミックス・テンセルなどなど
人絹なんて言葉があるくらい、人は自然が生み出すシルクに魅了されているのかが伺えますね。
基本的に家庭での洗濯は不向きですが、最近は特別な加工を施したものもあるようです。
ただ、加工しているということはいつかその加工も取れてしまいますし、
加工によりシルクの良さが損なわれている場合もあるので
いかがなもの でしょうか?
やはりシルクは、家庭でお洗濯せずにクリーニン グ店におまかせいただく方が
長く着用することが できますよ。
○シルクの良いところ
特徴をまとめると
美しい光沢、軽くてなめらかな肌触り。
吸湿性・保湿性・放湿性に優れている。
紫外線を吸収する。
耐熱性に優れている。
●シルクの欠点
シルクの縫製は難しい。
とっても繊細な素材で、摩擦に弱い。
水やアルカリに弱い。
普通に洗濯機で洗う事が出来ません。
長時間、直射日光に当てると黄色く変色する。
などです。
シルクという響きだけでも良い感じしますよね。